FILTER_INFO

EE_FILTER メッセージで使用します。この構造体は廃止になりました。新しいプラグインはこの代わりに FILTER_INFO_EX 構造体 を使用してください。

typedef struct _FILTER_INFO {
	UINT cbSize;
	UINT flags;
	int iColumn;
	LPCWSTR pszFilter;
	INT_PTR xBegin;
	INT_PTR xEnd;
} FILTER_INFO;

フィールド

cbSize

この構造体のサイズ、sizeof( FILTER_INFO ) を指定します。

flags

次の値を組み合わせて指定します。

FLAG_FIND_CASE

大文字と小文字を区別して検索します。

FLAG_FIND_CONTINUE

次に EE_FILTER メッセージを呼ぶ際にフィルターをクリアしないことを示します。この EE_FILTER メッセージの直後には、フィルターが適用されず、次のメッセージまでフィルターの適用を待ちます。このフラグは複数レベルのフィルタを作成する時に使用します。FLAG_FIND_KEEP_PREVIOUS フラグと似ていますが、EE_FILTER メッセージを呼び出す毎にフィルターが適用されないため、複数のレベルが存在する場合には、FLAG_FIND_KEEP_PREVIOUS より高速に動作します。

FLAG_FIND_ESCAPE

文字列をエスケープ シーケンスで指定します。

FLAG_FIND_KEEP_PREVIOUS

この EE_FILTER メッセージによって既存のフィルターをクリアしないことを示します。このフラグは複数レベルのフィルタを作成する時に使用します。

FLAG_FIND_LOGICAL_OR

複数レベルのフィルターの場合、以前のレベルに論理和 (論理 OR) でフィルターを実行します。

FLAG_FIND_NEGATIVE

フィルター ツール バーを表示して指定する文字列に一致する行を除外します。

FLAG_FIND_ONLY_WORD

単語のみを検索します。

FLAG_FIND_REG_EXP

文字列を正規表現で指定します。

FLAG_FIND_REMOVE_LAST

最後に追加されたフィルターのレベルを削除します。

iColumn

検索したい列のインデックスを指定します。-1 を指定すると行全体から検索します。-2 を指定すると xBegin と xEnd フィールドによってテキストの開始位置と終了位置を指定します。

pszFilter

検索する文字列を指定します。

xBegin

検索したいテキストの開始位置のインデックスを論理文字単位で指定します。テキストの最後から数えて xEnd で指定する場合には -1 を指定します。このフィールドを有効にするには iColumn フィールドに -2 を指定する必要があります。

xEnd

検索したいテキストの終了位置のインデックスを論理文字単位で指定します。最後まで全部を検索する場合には -1 を指定します。このフィールドを有効にするには iColumn フィールドに -2 を指定する必要があります。