Editor_Join

SQL においての JOIN 操作と同様な方法を使って、2個の CSV 文書を結合して新規文書を作成します。このインライン関数を使うか、または EE_JOIN メッセージを直接送ることができます。

Editor_Join( HWND hwnd, UINT nFlags, LPCWSTR pszDocument1, LPCWSTR pszColumn1, LPCWSTR pszDocument2, LPCWSTR pszColumn2, LPCWSTR pszSelect, int* piDocument3 );

パラメータ

hwnd

EmEditor ビューまたはフレームのウィンドウ ハンドルを指定します。

nFlags

次の値を組み合わせて指定します。

JOIN_FLAG_UNIQUE_KEY_1

第1文書の指定した列には一意キーが含まれます。

JOIN_FLAG_UNIQUE_KEY_2

第2文書の指定した列には一意キーが含まれます。

JOIN_FLAG_INCLUDE_ALL_1

第1文書のすべての行が出力に含まれます。第1文書にマッチしない行が存在する場合、出力文書には空のセルが含まれます。

JOIN_FLAG_INCLUDE_ALL_2

第2文書のすべての行が出力に含まれます。第2文書にマッチしない行が存在する場合、出力文書には空のセルが含まれます。

JOIN_FLAG_MATCH_CASE

大文字と小文字を区別します。

JOIN_FLAG_SIMPLE_JOIN

キーを使用しないで、単純に結合します。これを指定した場合、 pszColumn1pszColumn2 パラメータは無視されます。

JOIN_FLAG_IGNORE_HEADINGS_1

第1文書のヘディングを無視します。第1文書のヘディングは、結合された文書に残ります。

JOIN_FLAG_IGNORE_HEADINGS_2

第2文書のヘディングを無視します。

JOIN_FLAG_CONTAIN

Key1 は Key2 を含みます。

JOIN_FLAG_START_WITH

Key1 は Key2 から始まります。

JOIN_FLAG_END_WITH

Key1 は Key2 で終わります。

JOIN_FLAG_MATCH_SPLIT_BOTH

両方の分割文字列が一致します。

JOIN_FLAG_MATCH_SPLIT_ONE

Key1 は 分割した Key2 に一致します。

JOIN_FLAG_FUZZY

あいまい一致を使用します。このフラグは、JOIN_FLAG_END_WITH、JOIN_FLAG_MATCH_SPLIT_BOTH、または JOIN_FLAG_MATCH_SPLIT_ONE と共に指定することはできません。このフラグは動作を遅くします。

JOIN_FLAG_SWAP

JOIN_FLAG_CONTAIN、JOIN_FLAG_START_WITH、または JOIN_FLAG_END_WITH と共に指定されている場合、Key1 と Key2 を入れ替えます。

pszDocument1

第1文書を特定する文字列を指定します。この値は、ファイル名、完全パスの付いたファイル名、またはコロン (:) で始まる現在のグループ内の文書のインデックスになります。例えば、"filename.csv"、"C:\data\filename.csv"、または ":2" と指定することができます。

pszColumn1

第1文書のキー列を特定する文字列を指定します。この値は、列の最初の行、またはコロン (:) で始まる列のインデックスになります。例えば、"first_name"、":5" と指定することができます。

pszDocument2

第2文書を特定する文字列を指定します。この値のフォーマットは strDocument1 と同じです。

pszColumn2

第2文書のキー列を特定する文字列を指定します。この値のフォーマットは strColumn1 と同じです。

pszSelect

出力文書にどの列を選択するかを示す文字列を指定します。例えば、"file1.csv>column1,file2.csv>column2" と指定することができます。

piDocument3

関数が戻ると、このフィールドは出力文書のインデックスが代入されます。これが NULL の場合、このフィールドは無視されます。

戻り値

戻り値は、出力文書の行数になります。エラーが発生すると戻り値は負の数になります。エラーが発生すると、戻り値は次のいずれかの値になることがあります。

E_DOCUMENT_1_NOT_FOUND

第1文書が見つかりません。

E_DOCUMENT_2_NOT_FOUND

第2文書が見つかりません。

E_COLUMN_1_NOT_FOUND

1列目が見つかりません。

E_COLUMN_2_NOT_FOUND

2列目が見つかりません。

E_SELECT_SYNTAX

選択文字列の中に構文エラーがあります。

E_SELECT_DOCUMENT_NOT_FOUND

選択文字列の中に指定した文書が見つかりません。

E_SELECT_COLUMN_NOT_FOUND

選択文字列の中に指定した列が見つかりません。

E_DIFFERENT_CSV_MODE

異なる CSV モードです。

E_NOT_MDI

タブが有効になっている必要があります。

E_WRITE_TEMP_FILE

一時ファイルの書き込みエラー。

E_ABORT

ユーザーによって中止されました。

E_FAIL

詳細不明のエラー。

バージョン

Version 14.8 以上で利用できます。