マクロの記録 (チュートリアル)

マクロを記録するには、最初に EmEditor の [マクロの記録/停止] コマンド ([マクロ] メニューの [記録/停止]、ツール  バーの [マクロの記録/停止] ボタンを、またはキーボードの Shift + F4) を選択します。すると、マウス カーソルの形がビデオ カメラのような形に変わり、マクロの記録中であることを示します。この状態で、EmEditor に対して行った操作のほとんどが記録できます。このチュートリアルでは、キーボードから

EmEditor supports macros.

という 1 文を入力してみましょう。上の 1 文を入力し終えたら、再び [マクロの記録/停止] コマンド を選択します。すると、マウス カーソルの形が、ビデオ カメラのような形から、通常の Windows で設定されている形に戻ります。

以上で、「EmEditor supports macros.」という文字列を EmEditor の文書に挿入するという操作が、マクロに記録されました。

このマクロは、まだどのファイルにも保存されていません (実際には、レジストリに保存されています)。したがって、このマクロを一時マクロと呼ぶことにします。一時マクロは、 [マクロの実行] コマンド ([マクロ] メニューの [実行]、ツール バーの [マクロの実行] ボタン、またはキーボードの F4) を選択することによって実行できます。一時マクロは、次に他の操作をマクロに記録するまで保存されていて、何度でも再実行することができます。EmEditor を一度終了してから、再び起動しても、この一時マクロは保存されています。

一時マクロは、すぐに実行できるので便利ですが、複数のマクロを記録して実行したい場合、一時マクロをファイルとして保存する必要があります。そこで、次に、マクロの保存について解説します。

注意

マクロに記録できる操作のほとんどは、キーボードによる操作です。マウスで文字列を選択したり、マウスで他の位置にカーソルを移動するといった操作はマクロに記録することができません。