[高度] ページ

[高度] ページでは、高度に関する設定を行います。設定を変更すると、EmEditor を再起動する必要があります。

[文書間でプロセスを共有しない (タブを無効にします)] チェック ボックス

既定では、すべての EmEditor ウィンドウは単一プロセスで実行され、タブが表示されているかどうかにかかわらず、2 個以上のプロセスがシステム上で実行されることはありません。EmEditor のシステムのメモリ使用量を最小にするためには、このオプションはチェックしないでおいておくことを推奨します。しかし、アプリケーション エラーが発生すると、EmEditor のエラー ハンドラが保存されていない文書の保存を試行しますが、すべての文書が終了することになります。このオプションをチェックすることにより、各ウィンドウは独立したプロセスで実行され、ある文書のアプリケーション エラーが、他の文書に影響を及ぼすことはなくなります。これがチェックされていると、タブは無効になり表示できなくなります。

[ディスク ベースを有効にする] チェック ボックス

これがチェックされていると、ディスク ベース モードを使用して、メモリの使用量を削減します。[変更されていない行を元のファイルから読む] チェック ボックスも設定されていると、変更されていない行は元のファイルから読まれるため、ファイルを開く動作が高速化します。設定されていない場合、ファイルを開いている間、ファイルの中身は一時ファイルに保存されるため、ファイルを開く速度は低下します。両方の場合で、システムのメモリの使用量を削減します。

[ディスク ベースを使う最小ファイル サイズ] テキスト ボックス

[ディスク ベースを使ってメモリ使用量を削減する] チェック ボックスがチェックされている場合、ここで指定するファイルのサイズよりも大きなファイルを開くとき、ディスク ベース モードを使用して開きます。0 を指定すると、常にディスク ベース モードを使用して開きます。

[変更されていない行を元のファイルから読む] チェック ボックス

これがチェックされていると、変更されていない行を元のファイルから読むため、ファイルを開くときの速度が速くなります。

[元のファイルをロックする] チェック ボックス

これがチェックされていると、ディスク ベース モードを使用してファイルを開いているとき、元のファイルをロックします。

[編集時、一時ファイルを使用する] チェック ボックス

これがチェックされていると、編集時、変更されたファイルの中身が一時ファイルに保存されます。このオプションはシステムのメモリ使用量を減少させますが、動作速度は遅くなります。

[非同期で開く最小ファイル サイズ] テキスト ボックス

ここで指定するファイルのサイズよりも大きなファイルを開くとき、ファイルを非同期で開きます。0 を指定すると、常にファイルを非同期で開きます。

[システムの一時フォルダを使用する] チェック ボックス

システムの一時フォルダを使用します。

[一時フォルダ] テキスト ボックス

システムの一時フォルダを使用しない場合、一時フォルダを指定します。

[スレッド数] ドロップダウン リスト ボックス

EmEditor の一部の機能で速度を改善するために使用するスレッド数を指定します。自動が選択されていると、一番最適なスレッド数を使用します。

[すべてのメモリ サイズを自動的に管理する] チェック ボックス

これがチェックされていると、EmEditor は、合計物理メモリ サイズと利用可能な仮想メモリ サイズから最適なメモリ サイズを自動的に計算します。

[メモリ サイズ] テキスト ボックス

この数字は、1かたまりの仮想メモリ サイズを指定します。EmEditor は最初に小さなメモリを割り当てようとします。そして、巨大ファイルを開く場合には、徐々に、ここで指定するサイズまでメモリのサイズを増やします。EmEditorがさらに大きなメモリを必要とすると、複数のかたまりの仮想メモリを割り当てます。指定できる数字は、64ビット版 EmEditor の場合 16 から 31 までで、32ビット版 EmEditor の場合 16 から 26 までです。

1かたまりのメモリ内の最大行数

16

2 ^ 16 (65,536)

20

2 ^ 20 (1,048,576)

24

2 ^ 24 (16,777,216)

26

2 ^ 26 (67,108,864)

30

2 ^ 30 (1,073,741,824)

この数字が 20 の場合、2^20 (1,048,576) 行までが 1かたまりのメモリに格納できます。

[最大メモリ サイズ] テキスト ボックス

EmEditor の様々な操作で使用される最大物理メモリのサイズとパーセンテージを指定します。例えば、システムの物理メモリがこのテキスト ボックスに指定された値を超えると、EmEditor は元に戻す情報を保存しなくなります。しかし、このオプションを使用しても、EmEditor が常に指定されたサイズ以内にメモリを節約することを保証するわけではありません。

[ファイル名最大メモリ サイズ] テキスト ボックス

1個のファイルを開くのに使用する最大の物理メモリのサイズを指定します。1個の巨大ファイルを開く場合には大きな値を指定することを、複数のファイルを同時に開く場合には小さな値を指定することを推奨します。

[命令セット] ドロップ ダウン リスト ボックス

CPU の命令セットを選択します。「自動」を選択すると、現在使用している CPU に最適な命令セットを使用します。

[リセット] ボタン

設定を既定にします。